○○事務所 本文へジャンプ
審査講評

 今年も児童生徒の皆さんがすばらしい作品を制作し,コンピュータ・ソフトウェア作品展にたくさんの作品を寄せていただいたことをうれしく思います。出品にあたり,指導やご助言をいただいた先生方やご家庭の皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。
  今年で24回を数える作品展ですが,近年の作品は映像や画像,音声を組み合わせて作品を制作したもの,自分の思いを表現するひとつの手段としてコンピュータを活用したものが多く見られるようになってきました。これは,もはやコンピュータが特別なツールではなく,身近な文房具のひとつとして活用されるようになったことを表しているように思われます。
 今年度の受賞作品は,5名の審査委員で審査し,決定しました。どの作品もあまり評価が分かれることなく,審査結果が一致していたことから,受賞した作品がそれぞれすばらしい作品であったことが分かります。
  小学校の部の金賞作品「自然の仲間たち」は,いくつもの切り絵を組み合わせて1コマずつ撮影した写真を,コンピュータでつないだアニメーション作品です。次々に花が咲いたり,チョウや鳥が羽ばたいたり,りんごの実がなったりと,ストーリーの構成がしっかりしていて,楽しい作品です。自作のMIDI音楽も使用されていて,手作りの部分とコンピュータならではの部分の融合がすばらしいです。銀賞作品「ポケットの中のハムスター」は,オリジナルの物語をデジタル絵本のように表現した作品です。文章の内容がよく,ソフトの特性を生かした,飛び出す絵本のようなイメージの作品になっており,上手に表現されています。銅賞作品「楽しくうごく,形たち」は,ExcelのVBAを用いて色々な図形を動かしたり色を変化させたりする,アニメーション作品です。「こんな動きを表現したい」という目的がはっきりしている作品で,色々な動きのバリエーションがあって驚きました。団体特別賞作品「ぼく わたしのNo.1」は,特別支援学級の子どもたちが自分の得意なことや好きなことを互いに紹介し合う活動で,iPadでKeynoteを用いてプレゼンテーションした作品です。みんなに知ってほしい!という気持ちが伝わる作品です。
  中学校の部は,残念ながら今回は金賞作品は該当なしでした。銀賞作品「宮城県クイズ」は,宮城県の色々な事柄についてクイズ形式で尋ねるプログラム作品です。宮城県を題材として取り上げ,宮城県のことについてみんなに伝えたいという思いが伝わる作品になっています。銅賞作品「楽器の違いによる音の違い」は,同じ金属でできている楽器が,どうして楽器によってこんなにも音が違うのかを,音声をデータ化し,数値で表して比較することで,それぞれの楽器の音の違いを調べた作品です。
  高等学校の部も,残念ながら今回は金賞作品は該当なしでした。銀賞作品「マルチメディアサーバの構築と利用法」は,作成したインストールCDを用いることで,Webサーバ・HTTPサーバを簡単に構築することができるようにした作品です。自分たちのサーバを作り出した点が評価できます。今後は,構築したサーバを効果的に活用していくことを期待します。
  以上の通り,今年度の作品展も数多くのすばらしい作品が寄せられました。来年度も,今年度同様にたくさんのすばらしい作品が出品されることを楽しみにしています。

審査委員長  鵜川 義弘(宮城教育大学教授)

審査委員の先生方
○ 宮城教育大学 教授 鵜川 義弘 先生
○ 東北学院大学工学部 准教授 岩本 正敏 先生
○ 教育指導課情報化推進係 木下 裕士 先生
○ 仙台市教育センター 企画情報班 大内 司朗 先生
○ 仙台市科学館 宮崎 元晴 先生

宮城県児童生徒コンピュータ・ソフトウェア作品展 実行委員会